メール不達のお知らせ

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  • FLEXIcontent - 記事にカスタムフィールドを追加し、Joomla!標準の記事管理機能の代替となる記事管理システム(CCK)
タイプComponentModulePluginModule
有料/無料無料
ライセンスGPLv2以降
執筆時のバージョン1.5.3 Stable
ユーザ登録の要否不要

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  • ここに掲載している記事は執筆時点のものです。内容が古くなっている事もありますのでご注意下さい。
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  • ご自分が利用しているエクステンションの最新情報は常に確認しましょう。様々なエクステンションで日々脆弱性が見つかっており、あなたのサイトがクラックの被害に遭わないとも限りません。脆弱性情報はこちら
  • 記事に対してカスタムフィールドを追加できる。
  • カテゴリの多階層化、マルチカテゴリに対応。
  • タグ付け機能を標準装備。
  • Joomla!標準のモジュール、サードパーティ製のモジュールがそのまま使える(例外もあり)
  • 記事の履歴管理機能搭載。保存のタイミングで記事がバックアップされ、以前の記事にすぐ復元できる。
  • JCommentsをインストールすればコメントも可能。

インストールと日本語化

 

FLEXIcontent の公式サイトからコンポーネントをダウンロードし、Joomla!標準のインストーラを使用してインストールして下さい。日本語化する場合、上記の「言語ファイル」ボタンから言語パックをダウンロードし、コンポーネントと同様にインストールして下さい。

初期設定とJoomla!からの記事インポート

FLEXIcontentの管理画面にアクセスするとタスクのアップデートを促されるので、「アップデート」のボタンを押してそれぞれアップデートしておきます。
ext_flexicontent_01

画面を再読込すると以下のような警告メッセージが表示されます。
ext_flexicontent_02

ここで2つの選択肢があります。1つはJoomla!標準のcom_contentで作成した記事をFLEXIcontentに全てインポートし、今後com_contentを使用しないようにするか。もう1つはcom_contentとFLEXIcontentを併用するかです。併用できれば便利なのですが、以下のような弊害もあります。

  • Joomla!の検索モジュールから記事を検索したとき、記事が重複しているように見える(一方はcom_contentの記事、もう一方はFLEXIcontentの記事)。
  • 上記の結果、検索エンジンに対してスパムと見なされかねない。

開発元でもcom_contentとFLEXIcontentを併用することは推奨されていません(参考:http://www.flexicontent.org/documentation/faq/item/105-where-do-i-have-to-take-care-when-using-flexicontent.html

ということで、ここではJoomla!の記事を全てインポートしてみます。画面右上の「Joomla!からインポート」を選択します。
ext_flexicontent_03

次のような警告画面が表示されます。インポート後に記事を全部削除または非公開にしなさいという事です。「Joomla!データのインポート」を選択します。
ext_flexicontent_04

これを行うと「FLEXIcontent」という名前のセクションが作成され、これまでJoomla!のセクションとして作成されていた内容がカテゴリとして作成されます。「コンテンツ」→「セクション管理」または「カテゴリ管理」で確認してみると良いです。

警告画面にあったように、この後com_contentで作成された記事を全て非公開にするのがオススメです。

終了すると次のような画面が表示されます。「ダッシュボードを閉じて再読込み」を選択します。
ext_flexicontent_05

ダッシュボードに戻ると、メニューアイテムが必要~という旨の警告が表示されていますのでメニューアイテムを作成しましょう。FLEXIcontentのメニューアイテムは数種類ありますが、とりあえず今回は「カテゴリ」を選択し、パラメータの「カテゴリを選択」から適当なカテゴリを選択します。
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作成したメニューアイテムからアクセスすると、・・・何も表示されません。というのも、インポートされた記事はまだFLEXIcontentの「アイテムタイプ」に割り当てられていない為です(アイテムタイプについては後述)。バックエンドに戻り、「FLEXIcontent」→「アイテム」へアクセスすると、「いくつかのアイテムが拡張データに~」という警告が表示されます。ドロップダウンリストから一度に関連づけるアイテム数を選択し「Bind」をクリックします。フロントエンドに切り替えて確認すると、記事一覧またはカテゴリ一覧が表示されます。記事を表示するとと次のように上部へ属性情報が表示されます。 この属性情報は後で自由に追加する事ができます。
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アイテムタイプとは何か

1つのサイトの中で様々な種類の記事を書く場合があると思います。音楽の批評記事を書いたり、ソフトウェアの紹介記事を書いたりといった具合です。例えば音楽の批評記事を書く場合、「タイトル」「アルバム画像」「歌手名」「発表年」「ジャンル」などの属性情報も合わせて記述する必要がでてきます。ソフトウェアの紹介記事であれば「ソフトウェア名」「開発者名」「バージョン」などです。

これらの属性情報を記事の種類ごとにまとめたものがアイテムタイプです。属性情報はテキストボックスやチェックボックス等のフォーム要素(フィールド)で作成する事ができます。

以下では、音楽批評の記事を書くためのアイテムタイプ作成を例に説明していきます。

カテゴリとメニューアイテムの作成

まず記事を保存するためのカテゴリを作成します。ダッシュボードから「新規カテゴリ」をクリックし、「タイトル」「別名」を入力します。今回は「親カテゴリ」を「トップレベル」にします。またWYSIWYGエディタで説明文を入力し、「保存」をクリックします。
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既に作成したカテゴリを「親カテゴリ」として指定すれば、多階層のカテゴリを作成できます。

また今回作成したカテゴリを表示するためのメニューアイテムも作成しておいて下さい。メニューアイテムタイプは「カテゴリ」を選択し、パラメータの「カテゴリを選択」から先ほど作成したカテゴリを選択します。

アイテムタイプの作成

音楽批評の記事に必要なフィールドは次のようにしたいと思います。

  • 曲のタイトル…記事のタイトルを使用
  • 歌手名…テキストボックス
  • 発表年…セレクトリスト
  • ジャンル…ラジオボタン
  • アルバム画像…画像アップロードフォーム
  • 記事本文…WYSIWYGエディタ

FLEXIcontentのダッシュボードから「タイプ」→「新規」 の順にクリックし、次のように設定して保存します。
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作成したアイテムタイプの「フィールドを参照」をクリックすると、このアイテムタイプに割り当てられたフィールドが表示されます。すでにいくつかのフィールドが表示されていますが、これらは「コアフィールド」と呼ばれ、どんなアイテムタイプにも必要なフィールドです。この画面で「新規」をクリックします。

とりあえず「歌手名」のフィールドを作成したいと思います。「ラベル」にはフロントエンドで表示される名前、「名前」はフィールドを識別するための名前を半角英数字でそれぞれ入力します。「フィールドタイプ」から「FLEXIcontent - Text」を選択、「タイプ」から「音楽批評」を選択して「保存&新規」をクリックします。
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同様の手順で次の3つのフィールドを作成して下さい。

  • ラベル…発表年
  • 名前…publish_year
  • フィールドタイプ…FLEXIcontent - Select
  • タイプ…音楽批評
  • フィールド要素…2009::2009年%% 2010::2010年%% 2011::2011年

  • ラベル:ジャンル
  • 名前…genre
  • フィールドタイプ…FLEXIcontent - Radio Buttons
  • タイプ…音楽批評
  • フィールド要素…jpop::JPOP%% hiphop::HIPHOP%% classic::クラシック

 

  • ラベル…アルバム画像
  • 名前…album_image
  • フィールドタイプ…FLEXIcontent - Image
  • タイプ…音楽批評

「曲のタイトル」と「記事本文」はコアフィールドを使用するので作成する必要はありません。

セレクトリストやラジオボタンのフィールド要素の構文は「値::ラベル%% 値::ラベル%% 値::ラベル」のようになります。各要素を半角スペースで区切る必要があること、最後の要素には末尾の%%が必要がないことに注意して下さい。

記事の作成

作成したアイテムタイプで記事を書いてみます。FLEXIcontentのダッシュボードから「新規アイテム」を選択し、次のように設定したら「適用」をクリックします。
ext_flexicontent_10

CTRLを押しながらカテゴリをクリックすることで、記事を複数のカテゴリに属させることができます(いわゆるマルチカテゴリ)。

記事の状態が既定で「草稿」になっていることに注意して下さい。公開する場合は「公開」に切り替えます。またFLEXIcontentのダッシュボードの「基本設定」から、既定の状態を変更することも可能です。

WYSIWYGエディタと追加したユーザフィールドが表示されますので、それぞれ入力・選択していきます。終わったら保存して下さい。
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テンプレートへのフィールド割り当て

実はこのままでは追加したフィールドがサイト上に表示されません。FLEXIcontentには、追加したフィールドをどのようにレイアウト・デザインするかを決める独自のテンプレートがあります。ダッシュボードの「テンプレート」をクリックすると、インストール済みのテンプレートが確認できます。

デフォルトでは「blog」と「default」という2つのテンプレートが存在します。「blog」は記事をブログ形式で表示するテンプレートであり、Joomla!の「ブログ - カテゴリレイアウト」に似ています。同様に「default」は、記事をテーブル形式で表示するテンプレートであり、Joomla!の「スタンダード - カテゴリレイアウト」に似ています。さらにそれぞれのテンプレートが「アイテムレイアウト」と「カテゴリレイアウト」を持ちます。

先ほど作成したユーザフィールドをテンプレートに割り当てていきます。今回は記事をテーブル形式で表示する「default」のテンプレートに割り当てたいと思います。「default」のカテゴリレイアウトにあるアイコンをクリックします。
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このテンプレートのイメージ画像が表示されているはずです。濃い黒い部分で表示された「table」という部分にフィールドを配置できます。このようなフィールドを配置できる領域を「ゾーン」と呼びます。テンプレートによってゾーンの場所や数は異なります。では、下側の「利用可能なフィールド」に配置されたフィールドを「利用可能なゾーン」までドラッグして下さい。今回は「アルバム画像」「歌手名」「ジャンル」「発表年」「Created」の順になるようドラッグし保存して下さい。
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次に記事全文を表示した際の「アイテムレイアウト」を設定します。defaultテンプレートのアイテムレイアウトにあるアイコンをクリックします。
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同様にユーザフィールドを次のように配置します。
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テンプレートの適用

カテゴリに対してこのテンプレートを割り当てます。カテゴリ一覧画面から「音楽批評」をクリックして編集画面を表示し、「パラメータ::標準」の「カテゴリレイアウト」から「default」を選択して保存します。
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同様にアイテムタイプに対してテンプレートを割り当てます。アイテム一覧画面から「音楽批評」をクリックし、パラメータの「アイテムレイアウト」から「default」を選択して保存します。
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フロントエンドに切り替えて表示を確認して下さい。次のようになるはずです。
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タイトルをクリックすると記事全文が表示されます。テンプレートのアイテムレイアウトで設定したように表示されているはずです。
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