タイプ | |
有料/無料 | 無料 |
ライセンス | GPL |
執筆時のバージョン | 2.5.1RC4(wk8) |
ユーザ登録の要否 | 不要 |
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- 画像の上にカーソル重ねるとズームする機能を搭載。矢印キーでズーム率を変更できる。
- 画像以外にも、ビデオ、オーディオ、Word、PDFをギャラリーに登録することが可能。
- ライトボックス機能搭載。ライトボックスとはショッピングカートのようなもの。ユーザは気に入った写真をライトボックスに入れ、zipでまとめてダウンロードできる。
- ギャラリー毎にパスワードを設定できる。
- 画像に対する評価、コメントを投稿できる。
- ファイル単位でのアップロードからzipでまとめてアップロードできるなど、多彩なアップロード方法をサポート。
- アップロード時に自動でウォーターマーク(透かしマーク)を設定できる機能を搭載。
日本語化
当サイトでは日本語ランゲージファイルを公開しています。必要に応じてダウンロードセクションからダウンロードしてください。 解凍したファイルを下記ディレクトリへアップロードします。
ソースコードの修正
この記事で使用したバージョン「2.5.1RC4wk08」はいくつかバグがあり、正常に動作させるにはソースコードの修正が必要です。
ギャラリー名が文字化けする問題の対応
joomlaXplorer等を使用し、次のファイルを開きます。
162、163行目のソースを表示し、下記で赤く示した部分を削除します。
修正前
$this->_name = utf8_decode($this->stripslashesSafe($row->catname));
$this->_descr = utf8_decode($this->stripslashesSafe($row->catdescr));
修正後
$this->_name = $this->stripslashesSafe($row->catname);
$this->_descr = $this->stripslashesSafe($row->catdescr);
コメント投稿時にエラーになる問題の対応
joomlaXplorer等を使用し、次のファイルを開きます。
603行目をコメントアウトします。
修正前
$mainframe->mosCreateMail($subject, $body);
修正後
//$mainframe->mosCreateMail($subject, $body);
ギャラリーの作成
写真を登録するには始めにギャラリーを作成する必要があります。ギャラリーは写真を格納するコンテナです。
メニューの「コンポーネント」→「zOOm Media Gallery」を選択します。
ギャラリーマネージャをクリックします。
新規ギャラリー画面で必要項目を記入していきます。「タイトル」はギャラリーの名前を、「ディレクトリ」は画像が保存されるディレクトリ名を、「説明」にはギャラリーの紹介文等を記入します。
画面右上の「新規ギャラリーを保存」をクリックします。
画面左側にギャラリー名が表示されます。日本語を使用すると文字化けしますが、zOOmが動作する上で特に問題はありません。文字化けした部分をクリックすると右側には正しく表示されます。
留めピンをクリックしグレーの部分をドラッグすると、好きな場所へ配置できます。
画像ファイルのアップロード
ギャラリーに登録する画像をアップロードします。トップページの「メディアマネージャ」をクリックします。
先ほど作成したギャラリーを選択します。
ファイルアップロードをクリックします。
アップロードは4通りの方法があり、それぞれタブに分かれて表示されています。この中から1つ方法を選択してアップロードします。
単独(zip)ファイル
画像ファイルを1つ1つアップロードする方法です。また画像を1つのzipファイルにまとめてアップロードする事も可能です。ファイルは自動的に解凍されギャラリーに登録されます。ただし全て同じ名前や説明文が設定されます。なおアップロード時はサーバの最大アップロードサイズに注意すること。
複数ファイル
画像を同時に最大10個までアップロードできます。画像ごとに名前や説明文を作成したい時に便利です。
ドラッグアンドドロップ
Javaを使用しドラッグアンドドロップでアップロードすることができます。動作するにはJava動作環境が必要です。
ディレクトリをスキャン
サーバ上のディレクトリを指定し、内容を解析して自動的にギャラリーへ登録することができます。例えばstoriesディレクトリ内に「sample」というディレクトリを作成しておき、FTPを使用してまとめて画像をアップロードします。その後、ディレクトリをスキャン画面で「場所」へ次のように指定します。
zOOmが自動的にディレクトリ内を検索し、見つかったファイルを一括で登録できます。
メニューアイテムの作成
メニュータイプは「コンポーネント」を選択して「zOOm Media Gallery」を選択するだけです。作成できたらクリックしてフロントエンドでの動作を確認しましょう。
各種設定
トップページの「設定」をクリックするとZOOMに関する様々な設定が可能です。
各説明を読めばおおよその意味は理解できると思いますので、ここでは「透かしマーク」の説明だけにします。
透かしマークの設定
透かしマークとは、背景が透明な画像を用意し、ギャラリーの写真と重なるように配置されるマークのことです。有料の写真素材サイトでよく見受けられます。自分用の透かしマークを用意すれば、自動で写真に透かしマークを入れる事ができるようになります。
透かしマークは「設定」→「透かし」タブから設定できます。オリジナルの透かしマークを追加する事や、すかしマークの位置を指定することができます。
透かしマークは画像のアップロード時に自動で付加されます。既にアップロードしてあるファイルについては透かしマークをつけることはできません。
私の場合、透かしマークを保存するディレクトリ(/images/zoom/watermarks/のパーミッションが 511になっており、画像を追加することができませんでしたが、パーミッションを変更することで可能になりました。
その他機能
サムネイルコーダ
zOOmに登録した画像をコンテンツアイテム内で使用するためのボットコードを出力する…ようなのですが、そのマンボット(プラグイン)がどこにあるのかわからない…。
モジュール、プラグインなど
zOOmでは以下の公式モジュールがあります。
名前 | 説明 |
mod_zoom_pics | ギャラリーに登録された画像の中からピックアップした画像を表示するモジュール。スクロールして表示する事が可能です |
mod_zoom_menue | ギャラリーへのメニューを自動で作成するモジュールです。でも動作しない…。 |
mod_zoom_info | ギャラリーの統計情報を表示するモジュールです。 |
mambot_zOOmCat | 指定したギャラリーをコンテンツアイテム内に表示できるプラグインです。{zoomcat catid=NN}とコンテンツアイテム内に記入する(NNはカテゴリID。そのカテゴリを表示するURLからカテゴリIDは判別できます。) |
その他気づいたこと
- IE7だと表示が崩れるので調整が必要。
- ポップアップモードでLightboxが動作しない。