タイプ | |
有料/無料 | 無料 |
ライセンス | GPLv2以降 |
執筆時のバージョン | 1.3.4 |
ユーザ登録の要否 | 不要 |
- ここに掲載している記事は執筆時点のものです。内容が古くなっている事もありますのでご注意下さい。
- ここで紹介しているエクステンションの利用を推奨するものではありません。ご利用は自己責任でお願いします。
- ご自分が利用しているエクステンションの最新情報は常に確認しましょう。様々なエクステンションで日々脆弱性が見つかっており、あなたのサイトがクラックの被害に遭わないとも限りません。脆弱性情報はこちら。
Joomla!をインストールした当初はサイトの表示が速く快適だった環境も、様々なエクステンションや高機能なテンプレートを追加していくことで、だんだんと動きがもっさりしてくるようになります。その原因のひとつが肥大化するCSSファイルとJavascriptファイルです。HTMLのソースを確認すると、CSSファイルとJavascriptファイルの記述が大量にあるなんてことも珍しくありません。
JCH Optimizedは、CSSファイルやJavascriptファイルを1つのファイルに結合してHTTPのリクエストを減らすと共に、圧縮してデータを送信することでパフォーマンスを改善するプラグインです。
インストールと日本語化
上記リンクやJEDからプラグインをダウンロードし、Joomla!バックエンドの「エクステンション」→「インストール/アンインストール」からインストールして下さい。日本語化する場合は、上記の「日本語化ファイル」リンクから日本語化パッケージをダウンロードし、プラグインと同じ方法でインストールして下さい。
使い方
基本的にはインストール後プラグインを有効にするだけです。有効化した後でサイトのHTMLソースを表示すると、次のように幾つかのCSSファイルとJavascriptファイルが1つにまとめられているのが分かります。ただご覧頂いて分かるとおり、結合されるのはテンプレートのCSSファイルやJoomla!標準のJavascriptファイルだけであり、後で追加したエクステンションのファイルについては結合されません。
プラグインの設定を変更して最適化していきましょう。ただし慎重に設定しないと不具合を引き起こすこともありますので、むやみやたらに設定するのはお勧めできません。「プラグイン管理」→「JCH Optimized」を開くと次のような設定項目があります。デフォルトだと「CSSファイルの結合」と「Javascriptファイルの結合」だけが有効になっているぐらいです。設定項目がたくさんありますので、主要なものだけを紹介します。
「JavaScriptとCSSをGZip圧縮」を「はい」に設定すれば、CSSファイルとJavascriptファイルをGZip圧縮して送信されます。
「~の縮小」を使うと、これらのファイルに含まれるスペースやコメントが全て削除されます。極限までファイルサイズを小さくしたい方向けです。なお個人的には「CSSの縮小」については問題ありませんでしたが、「Javascriptの縮小」「HTMLの縮小」を有効にすると、画面が真っ白になったり一部のJavascriptが正常に動作しなかったりと不具合も見られました。
先ほど「後で追加したエクステンションのファイルは結合されない」と書きましたが、これは以下のパラメータがデフォルトで「はい」になっているからです。「いいえ」に設定すると、全てのエクステンションのファイルも結合されます。
また全てのエクステンションのファイルを結合してしまうと不具合が起こる可能性があるため、CSS単位、Javascript単位、エクステンション単位で除外設定ができます。例えば以下は、JCE Mediabox と Community Builder のファイルは結合しない設定です。除外したいエクステンションのフォルダ名をここに記述します。
またCSSスプライトも設定できます。CSSスプライトとは、複数の背景画像を結合して1つの画像にまとめる事により、HTTPリクエストを減らす手法です。(参考:CSSスプライトで画像を円滑に表示させる | Webクリエイターボックス)試したところ正しくスプライト画像が作成されているようでした。
できる限りサイトを高速化したい方は試してみてはいかがでしょうか。しかし何度も書きますが、不具合を起こす可能性もあるので十分注意して設定して下さい。