標準のコンポーネントだけでは実現できない機能が必要になった時、新しくコンポーネントを追加することもできます。Joomla! Extensions Directoryでは、たくさんのコンポーネントが公開されています。
今回は、自動でサイトマップを生成する「Xmap」を例に、コンポーネントのインストール方法と設定方法について説明します。
まずJEDの以下のページへアクセスします。
「Xmap 2.0」以降が、Joomla!1.7(1.6)用になりますので、ファイル名の「pkg_com_xmap-X.X」をクリックします。ダウンロードしたファイルは適当な場所へ保存しておきます。
Joomla!のバックエンドへ移動し、「エクステンション」→「エクステンション管理」を選択します。「参照」ボタンを押して先ほどダウンロードしたファイルを選択し「アップロード&インストール」をクリックします。
「パッケージを正常にインストールしました」と表示されれば成功です。
正確にはこれは「コンポーネント」のインストールではなく「パッケージ」のインストールです。パッケージとは、コンポーネントやその他動作に必要なプラグインやモジュールをまとめたファイルです。例えば上記のファイルをインストールするとコンポーネント1つとプラグインが4つ自動的にインストールされます。
すると「コンポーネント」のメニューに「Xmap」が表示されますのでクリックします。
すると「Xmap have detected ~」というメッセージが表示されますので、画面上部の「Extensions」をクリックします。
プラグイン管理画面に移動します(プラグインについては後述)。「Xmap - Content Plugin」だけを有効にします。
「Xmap - Content Plugin」は、記事のサイトマップを出力するときに必要なプラグインです。その他のKunenaやMoset Tree、SobiProなどは、他のコンポーネントの名前で、これらのサイトマップを出力したいときに有効にします
再度、「コンポーネント」→「Xmap」を選択すると、メッセージは消えているはずです。
画面右上の「新規」ボタンをクリックし、タイトルに「サイトマップ」、エイリアスに「sitemap」と入力し、状態を「公開」に設定します。
画面右側にはメニューの一覧が表示されます。Xmapはメニューを元にサイトマップを作り上げますので、元になるメニューを選択します。今回は「音楽」を選択して保存します。
次にメニューアイテムを作成します。「メニュー」→「音楽」→「メニューアイテムの追加」を選択し、メニューアイテムの種類選択画面から「Xmap」の「HTML Sitemap」を選択します。
メニュータイトルに「サイトマップ」、エイリアスに「sitemap」と入力します。
画面右側の「必要な設定」にある「Choose a site map」から、「Change」のボタンを押して作成したサイトマップを選択します。選択できたら保存します。
フロントエンドに切り替え作成されたメニューアイテムをクリックします。音楽メニューの内容が自動で展開されサイトマップとして表示されるはずです。