Joomla!の有料テンプレートで有名なサイト「RocketTheme」で採用されているテンプレートフレームワーク『Gantry』が無料でダウンロードできます。とにかく高機能で驚きます。
ファイル名に「bundle」と表示されているものをダウンロードします(この記事を書いている時点ではrt_gantry_j15-2.5.6-bundle.tar.gz)。ダウンロードしたら通常のエクステンションと同様にインストールします。コンポーネントとテンプレートが1つずつインストールされますが、コンポーネントはバックエンドのメニューに表示されません。
テンプレート管理画面から様々な設定を変えることができます。例えばスタイルの設定。あらかじめプリセット(複数のスタイル設定をまとめたもの)が4つ用意されており、クリックするだけでスタイルを変えることができます。
さらにそのプリセットごとに背景色、ヘッダー色などが変えられます。オリジナルのスタイルを作成し、新しいプリセットとして保存することも可能。
ロゴ画像や著作権表示の配置、ON/OFFの切り替えも簡単に行えます。Google Analyticsのコードもテンプレート側で設定できます。
レイアウトは「960 Grid System」という考え方を採用しており、ポジション毎にどのぐらいの幅にするのか決めることができます。(参考:960pxのグリッドを基準にサイトレイアウトをする考え方「960 Grid System」|ホームページ制作,静岡|ブロックワークス)上段に並んでいる数値をクリックするとその数で均等に幅を設定し、その下にあるスライダーをドラッグすると、モジュールの幅を微調整できます。横に書いてある「You have currently X positions published」は、現在そのポジションにいくつのモジュールが公開されているかです。
例えば以下は、showcase-aというポジションにLatest News(最新ニュース)、showcase-bというポジションにPopular(人気記事)を公開し、それぞれの幅を「9」「3」に設定した場合です。LatestNewsが幅広くなっているのがわかると思います。
Gantryのサイトではテンプレートの使い方や機能について動画でも公開されていますので、興味がある方はご覧になって下さい。なおライセンスはGPLv2.0ですので、個人利用、商用利用も自由です(詳しくはLicense & Usageを参照)。これをベースに自分だけのオリジナルテンプレートを作ってみてはいかがでしょうか。