メニューアイテム「スタンダードセクションレイアウト」は、指定したセクションに属するカテゴリを一覧表示します。表示されたカテゴリ名をクリックすると、そのカテゴリに属する記事一覧がテーブル形式で表示されます。
これに似たメニューアイテムとして「スタンダードカテゴリレイアウト」があります。このメニューアイテムはセクションを経由せず、直接指定したカテゴリをテーブル形式で表示します。
どちらのメニューアイテムともに「テーブル形式」で表示するわけですが、このテーブルの表示やレイアウトを変更したい事があります。例えばテーブル上部に表示されるフィルタを消したい、日付のカラムを表示したくない場合などです。
スタンダードカテゴリレイアウトでメニューアイテムを作成していれば簡単です。メニューアイテム編集画面を開くと「テーブル見出し」や「日時コラム」をON/OFFするパラメータがありますので、これを調整すれば良いだけです。
ところがスタンダードセクションレイアウトでメニューアイテムを作成した場合、これらのパラメータは存在しないため表示やレイアウトを変更することができません。
これを実現するには次の方法で行います。
- 例としてここでは「音楽」というセクションを作成し、その中に「ロック」と「ポップ」というカテゴリを作成します。
- 音楽セクションにリンクするメニューアイテムを「スタンダードセクションレイアウト」で作成します。
- 作成したメニューアイテムをクリックし、カテゴリ一覧が表示され、それをクリックすると記事一覧がテーブル形式で表示される事を確認します。これからこのテーブルの表示を調整していきます。
- バックエンドのメニューから「メニュー管理」→「新規」をクリックし、メニューコンテナを作成します。なぜここでメニューを作るのか?ここでは表示を調整するだけの隠しメニューを作ります。次の様にパラメータを入力します。この際に「モジュールタイトル」には何も入力しないで下さい(モジュールが作成されてしまうので)。入力できたら保存します。
- 作成した隠しメニューの中に「ロック」と「ポップ」へアクセスするためのメニューアイテムを「スタンダードカテゴリレイアウト」で作成します。作成すると次の様になります。
- では作成したメニューアイテム「ロック」を開き、そこにあるパラメータの「フィルタ」を「非表示」にしてみましょう。
- フロントエンドを表示し、最初に作成した「音楽」メニューアイテムから「ロック」の順にクリックしていきます。すると先ほどは存在していたはずのフィルタボックスが無くなっているはずです。
- 続けて「ポップ」の方も調整してみます。「ポップ」のメニューアイテムを開き、「テーブル見出し」を非表示にします。すると「ポップ」側からテーブル見出しが無くなります。
このように隠しメニューを作ることでテーブルの表示を調整できます。
参考記事
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タグ: デザイン