Joomla!には、あらかじめ幾つかのテンプレートがインストールされています。デフォルトでは「beez_20」というテンプレートが適用されていますが、これを別のテンプレートに切り替えてみましょう。

テンプレートによっては「パラメータ」と呼ばれる設定項目を持つ物があります（パラメータが無いテンプレートもある）。このパラメータを変更することで、HTMLやCSSの知識が無くてもテンプレートの色やレイアウトを簡単に変更することができます。

ここではデフォルトのテンプレート「beez_20」のパラメータを変更してみましょう。

テンプレート管理画面をよく見ると、同じ名前のテンプレートが2つ存在する事に気付くでしょうか？「Beez2 - Default」と「Beez2 - 公園サイト」です。「テンプレート」の欄を見ると、どちらも「beez_20」となっているのがわかると思います。

実はこれまで見てきた「Beez2 - Default」や「Beez2 - 公園サイト」は、テンプレートのスタイルと呼ばれるものです。テンプレートが元々のマスターデータであり、そのコピーがスタイルになります。Joomla!では、1つのテンプレートに対して複数のスタイルを持つことができ、スタイル毎にパラメータを設定できます。

Joomla!では、テンプレートのスタイルをメニューに割り当てることができます。そのメニューをクリックした時だけ、割り当てたスタイルが使われるようになります。

前の記事「テンプレートのスタイルをコピーする」では、「Beez2 - Default」をコピーして「Beez2 - Default (2)」を作成し、さらに「テンプレートカラー」を「ネイチャー」に変更しました（緑系の色）。今回はこのコピーしたスタイルをメニューに割り当てみます。

Joomla!にインストールされているテンプレートを使うのも良いですが、新しくテンプレートをインストールする事もできます。Joomla!のテンプレートは世界中で数多く配布されています。他のCMSと比較してデザイン性が高く種類も豊富です。無料でダウンロードできるテンプレートもたくさんありますので、デザインが苦手という方でも、すぐにクールでオシャレなサイトを作ることができます。

ダウンロードしたテンプレートをJoomla!で使うには、テンプレートをJoomla!にインストールする必要があります。ダウンロードしたファイルは圧縮されていますが、解凍する必要はありません。FTPクライアントソフトも必要ありません。

では実際にダウンロードしたテンプレートをインストールしてみましょう。

不要なテンプレートは削除できます。前回の記事でインストールしたテンプレートを削除してみましょう。

テンプレートのデザインを細かく調整したい場合、テンプレートを構成するPHPファイルやCSSファイルを編集する必要があります。これらはJoomla!のバックエンドから編集する事ができます。

ここではテンプレート「beez_20」を編集してみましょう。