テンプレートにバックエンド専用のテンプレートが存在していたように、モジュールにもバックエンド専用のモジュールがあります。
例えばバックエンドにログインしたときに表示されるコントロールパネルは、そのほとんどがモジュールで構成されています。以下の赤枠部分がモジュールポジションで、中に書いてあるのはポジション名です。
フロントエンドのモジュールと同様に、バックエンド用のモジュールも配置や名前、並び順を変更することができます。これによりユーザが使いやすいようバックエンドをカスタマイズすることもできます。
では管理用モジュールの設定方法についてみていきます。
管理用モジュールもフロントエンドのモジュールと同様に「モジュール管理」から確認できます。モジュール管理画面が開いたら、一覧の上部にある「サイト」と書いてあるフィルタをクリックし「管理画面」に変更します。
管理用モジュールの一覧が表示されます。フロントエンドのモジュールと比べると数は少なめです。
この中から試しに「Toolbar」の状態を「非公開」に設定してみます。
すると画面右上にあったはずのツールバーが消えます。このようにツールバーもモジュールでできていることが分かります。確認できたら「Toolbar」を「公開」に戻してください。
また管理用モジュールも様々な設定項目(オプション)を持っています。例えばログインすると画面右側に表示されるスライダーですが、「閲覧数が多い記事」や「最後に追加された記事」がそれぞれ5件ずつ表示されます。パラメータを変更してこの件数を自由に変更することができます。今回は「閲覧数が多い記事」を10件表示してみます。
モジュール管理画面から「Popular Articles」をクリックします。
「カウント」を「10」に変更して保存します。
メニューの「サイト」→「トップに戻る」を選択します。「閲覧数が多い記事」が10件になっているのが確認できます。
このようにしてバックエンドもカスタマイズできるのは、Joomla!の拡張性の高さを表しています。