XAMPPは、Joomla!のようなWebアプリケーションを、自分のパソコン上で動作させる環境を詰め込んだソフトウェアです。Joomla!だけでなく様々なWebアプリケーションを手軽に動作させる事ができます。MacOS用やLinux用もありますのでOSに依存しません。
ここではWindowsパソコンにXAMPPをインストールし、さらにJoomla!をインストールする方法について説明します。
XAMPPのインストール
XAMPPのページにアクセスし、「XAMPP for Windows」をクリックします。
「EXE」(自己解凍型RAR アーカイブ)をクリックしダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを実行すると次の画面が表示されます。「Browse」を押して解凍する任意のフォルダを選択し「Install」をクリックすると解凍が始まります。
解凍するパスに、ひらがなや漢字が含まれていると正しく動作しませんので注意して下さい。
解凍が終わるとコマンドプロンプトが起動します。「Should I add shortcuts to the startmenu/desktop?」と聞かれるので「y」のままEnterを押します(デスクトップにショートカットが作られます)
「Should I proceed?」と聞かれるので「y」のままEnterを押します。
「Should I make a portable XAMPP without drive letters?」「Your choice?」と聞かれるので「n」のままEnterを押します。
「Press <Return> to continue:」と聞かれるのでそのままEnterを押します。
「I have set the timezone in 'php.ini' and 'my.ini' to "Asia/Tokyo".」と表示されているのを確認しそのままEnterを押します。
「Please choose (1-7/x):」と聞かれたら「x」と入力しEnter。
XAMPPを解凍したフォルダを開き「xampp-control.exe」を実行すると次の画面が表示されます。「Apache」のStartと「Mysql」のStartをそれぞれ押して起動し、「Running」と表示されるのを確認します。
ブラウザで「http://localhost/」へアクセスし、次のページが表示されるか確認します。このページが表示されれば正しく動作しています。
XAMPPを終了するには、XAMPPコントロールパネルのApacheとMySQLの「Stop」ボタンを押してサーバを停止させ「Exit」ボタンを押します。なお「×」ボタンを押しても終了せず、タスクトレイに最小化されるだけですので注意して下さい。
XAMPPをアンインストールするには、上記の方法でサーバを停止させ、フォルダごと削除して下さい。
データベースの作成
Joomla!のデータを保存するデータベースを作成し、そのデータベースにアクセスするユーザ名とパスワードを設定します。
XAMPPを起動し、ApacheとMySQLをスタートさせます。次に「http://localhost/phpmyadmin/」にアクセスすると次の画面が表示されます。
「新規データベースを作成する」の欄に任意のデータベース名(ここではjoomlaとしました)を入力し「作成」を押します。
http://localhost/にアクセスし、画面左側にある「セキュリティ」を選択します。
画面中部にあるリンクをクリックします。
任意のパスワードを2回入力し、「パスワードを変更しました。」を選択します。ここで入力したパスワードは、Joomla!のインストール時に必要ですので忘れないように!ちなみにユーザ名はrootです。
XAMPPのコントロールパネルでMysqlのStopを一度押し、Startを押してMySQL再起動して下さい。
Joomla!の設置
XAMPPのフォルダを開き、さらに「htdocs」フォルダを開きます。Joomla!をインストールする「joomla」という名前のフォルダをここに作成して下さい。
作成したjoomlaフォルダの中に、ダウンロードしたJoomla!のファイルを解凍して下さい。この際、作成したフォルダの下に「administrator」「cache」「components」~などのフォルダやファイルが並ぶように解凍して下さい!
ブラウザからのインストール
ブラウザを起動し、"http://localhost/joomla/" へアクセスします。
ここから先は、Joomla!2.5インストールガイド 共通手順をご覧ください。