多言語化したサイトにおいて、トップページ以外のページを見ている最中に「言語スイッチャー」で言語を切替えると、その言語のトップページまで戻ってしまいます。これではせっかく訪問してくれたユーザに優しくありません。言語を切替えたとき、今見ているページの別言語版がそのまま表示されると便利です。
これはメニューアイテム同士を関連づけることで実現できます。
最初に実験してみましょう。サイトを多言語化した状態にし、トップページ以外のメニューアイテムを各言語ごとに作成します。
例えば以下では、記事をテーブル形式で表示する「テスト」というメニューアイテムを作りました。
同様に英語版メニューにも「test」というメニューアイテムを作成しました。
「テスト」を表示した状態で、言語スイッチャーを使い英語に切替えます(もしくは「test」を表示した状態で、日本語に切替え)。すると英語版のトップページにリダイレクトされてしまいます。
これを現在見ているページの英語版にリダイレクトするには、日本語版と英語版のメニューアイテム同士を関連づけます。
まず「エクステンション」→「プラグイン管理」→「システム - 言語フィルタ」を開き、「メニューの関連付け」を「はい」に設定して保存します。
次に日本語版メニューアイテム(上記のテスト)の編集画面を開きます。上記でプラグインの設定を変更したことで「メニューアイテムの関連付け」というパラメータが増えます。ドロップダウンリストから、このメニューアイテムに関連づける英語版のメニューアイテムを選択して保存します。
メニューアイテム一覧ページに戻ると、「関連付け」の欄にアイコンが表示されます。マウスを重ねると、どのメニューアイテムと関連付いているか確認できます。
これで設定は完了です。正しいページにリダイレクトされるか確認してください。