タイプ | |
有料/無料 | 無料 |
ライセンス | GPL |
執筆時のバージョン | 1.0 |
ユーザ登録の要否 | 必要 |
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- Joomla!のコンテンツ(記事)、メニュー、モジュール、コンポーネントなど、Joomla!のほとんどを翻訳する事ができる。
- Web上の翻訳サービスを利用した機械翻訳ではない。原文に対する翻訳文は自分で入力する。
- Joom!Fishで作成したコンテンツにアクセスした場合、ブラウザの言語設定を認識し、自動的に表示言語を選択させる事ができる。
- ファイルを追加する事で、サードパーティのエクステンションも翻訳できる(全てのエクステンションを翻訳できるわけではない)
- Joom!Fishクラブ(有料)に加入すると、その他のプラグインや詳細なドキュメントが入力できるらしい(未確認)
インストール
上記JEDまたは開発元からJoom!Fishをダウンロードし、Joomla!の管理画面から通常の方法でインストールします。なおダウンロードしたファイルには、コンポーネント、モジュールおよびプラグインが含まれており、インストールするとこれら全てがインストールされます。
日本語化
当サイトのダウンロードセクションから日本語ランゲージファイルをダウンロードして下さい。インストール方法も記載していますので参考にして下さい。
対象言語ファイルのインストールと有効化
Joom!Fishで翻訳したい言語のJoomla!言語ファイルをあらかじめインストールしておきます。言語ファイルはJEDで公開されています。英語に翻訳する場合は特に必要ありません。
Translations for Joomla - Joomla! Extensions Directory
インストール後、Joom!Fishの言語マネージャ(コンポーネント→Joom!Fish→言語)から、翻訳する言語を有効にし保存します。
各要素を翻訳する
ここでは英語に翻訳する手順を例に説明します。Joom!Fish→翻訳を選択し、画面右のドロップダウンリストから翻訳する言語を選択します。英語に翻訳したい場合は「English(United Kingdom)」を選択します。
次に翻訳したいJoomla!の要素を選択します。例えば記事を翻訳したい場合は「Contents」を、メニューを翻訳したい場合は「Menus」を選択します。
一覧表示された中から、翻訳したい要素のタイトルをクリックすると編集画面が表示されます。次の図のように原文が表示されますので、対応する翻訳文を入力していきます。
右側にある「コピー」をクリックすると原文が翻訳文の方へコピーされるので、Alias(エイリアス、別名)の翻訳文を入力するときなどに便利です。
記事の内容は「Introtext」と「Fulltext」に分かれています。「続きを読む」を使用している場合は、記事の前半部分が Intorotextに、後半部分がFulltextに対応しています。「続きを読む」を使用していなければ、Intorotextに全ての記事が表示されます。それぞれ対応する翻訳文を入力していきます。
META要素のKeywords属性(Joomla!ではキーワードと表示)、Description属性(Joomla!ではディスクリプションと表示)も言語に対応した内容に書き換える事が可能です。必要に応じて入力します。
記事公開日、終了日も言語ごとに変更することも可能です。原文の日付をコピーすればOKです。
また記事のパラメータも言語ごとに変える事が可能です。必要に応じて変更します。
翻訳文の入力、パラメータの設定が終わったら「公開」にチェックを入れて保存します。
ここでは記事の翻訳方法について説明しましたが、同様にメニューやコンポーネントなどを翻訳していきます。
グローバルコンフィグレーションの翻訳
サイト名なども翻訳できます。言語マネージャ(コンポーネント→Joom!Fish→言語)を表示し、各言語の右端にある「設定」のアイコンをクリックします。
サイト名やオフラインメッセージ、メールの送信元アドレスや差出人名なども言語別に用意する事が可能です。
言語切り替えモジュールの設置と確認
言語を切り替えるためのドロップダウンリストをフロントエンドに表示します。エクステンション→モジュール管理から「Language Selection」を選択し、モジュールポジションを設定し公開します。
デフォルトでは国旗画像が使用されますが、モジュールの設定を変更すると「English」など言語名で表示したり、国旗と言語名をあわせて表示したりすることができます。
モジュール設定で「言語名」を表示するようにした場合、「English(United Kingdom)」のように表示され少し冗長に感じられます。これを「English」などのようにシンプルに表示したい場合は、言語マネージャ(Joom!Fish→言語)の「名前」を編集して下さい。
フロントエンドを表示し、モジュールで言語を切り替え正しく表示されるか確認します。
標準の設定では、ブラウザの言語設定を基に、自動的に言語が選択され表示されます。Firefoxではツール→オプション →コンテンツ→言語から、言語設定を変更できます。また「言語設定を無視してとにかく日本語で表示したい」などの場合は、エクステンション→プラグイン管理→System - Jfrouterの設定を変更する事で可能です。
Joomla!インタフェースからの翻訳
上記の説明ではJoom!Fishの管理画面から翻訳を行いましたが、普段利用しているJoomla!の管理画面から翻訳する事も可能です。例えば記事一覧(コンテンツ→記事一覧)を表示し、翻訳したい記事のチェックをONにし、画面右上の「次の言語へ翻訳」からEnglish等を選択すると、 Joom!Fishの翻訳画面が表示されます。
その他機能
Joom!Fishのコントロールパネルには、その他次の様な機能があります。
- 孤立
- 翻訳文を入力した記事などを削除した場合に、翻訳文だけがデータベース上に残る事になります。これらを削除する機能です。なおごみ箱へ入れただけでは削除とみなされません。
- 翻訳管理
- 翻訳前の原文を、翻訳後の言語に一括コピーします。
- 統計
- 各言語の翻訳状況を確認する事ができます。
- コンテンツ要素
- サードパーティのエクステンションをJoom!Fishで翻訳する場合に使用します。Joom!Fishのフォーラムではサードパーティ用のXMLなどが公開されている場合もあるようです。
- プラグイン管理
- Joom!Fish のプラグインを管理します。ここで表示されるプラグイン以外もインストールされていますので、これらはエクステンション管理→プラグイン管理で確認してください。