Joomla!の環境をまるごと詰め込んだJoomlaPCを、エクステンションの翻訳やテスト環境として個人的にもよく利用しています。しかしPHPのバージョンが古くてJoomla!1.6に対応できず、JoomlaPC本体の開発も終了しているようなので、代わりになる物を探さなくてはと思い色々と試行錯誤してみました。
JoomlaPCの代替として真っ先に思いつくのがXAMPPですが、個人的にあまり好きじゃありません。というのも
- ファイルがでかすぎる(軽量版のLiteでさえ、圧縮ファイルで60MB)
- 設定が面倒くさい。
- XAMPPのフォルダを気軽に移動できない(移動すると環境の更新作業が必要になる)
- ドライブ直下にインストールしないと動かない(たぶん、あまり使ってないので忘れた。フォルダをDropboxに入れたいのでこれは致命的)
といった事があり、結局JoomlaPCでも利用していた「Uniform Server」を利用する事にしました。
Uniform Serverはいわゆる「WAMP」でして、Windowsでしか動きませんが個人的には問題なし。JoomlaPCもそうだったし。
Uniform ServerにJoomla!1.6をインストールし正常起動したのですが、何だかUniform Server自体の使い勝手が良くありません。例えばUniform Server のフォルダを、スペースが含まれるパスに置くと起動せず、これじゃあ「My Documents」とか「My Dropbox」に入れちゃ駄目って事になる。
他にも、JoomlaPCの場合はバッチファイルを1つ実行するだけでApache起動→MySQL起動→Joomla!起動まで自動でやってくれたのですが、これを手動でやらなくちゃならない。
結局UniformServerのマニュアルを読みながら、UniformServerが用意してくれている既存のバッチをつぎはぎし、JoomlaPCに近い操作まで近づけました。スペースが含まれるパスに置いても、USBメモリに置いても実行できる事は確認しました。
とりあえず作成したJoomlaPC1.6版を置いときますので、人柱になりたい方はどうぞ。問題がなければ正式に公開したいと思います。問題があればこの記事にコメントして下さい。ただしご利用は自己責任で。
JoomlaPC_JP_1.6.1.zip 29.40 MB
JoomlaPC16の使い方
- 上記ファイルをダウンロードし、適当な場所に解凍する(USBメモリでもOK)
- 「JoomlaPC16」というフォルダ内にある「Run Joomla!.bat」を実行する。ApacheやMySQLが起動し、Joomla!サイトが自動的に表示される。
- Joomla!を思う存分使い倒す。
- 終了する場合は、同フォルダの「Stop Joomla!.bat」を実行する。
※バックエンドのユーザ名は「admin」パスワードも「admin」です。