Joomla!はPHPのプログラムです。ページへアクセスするたびにPHPのプログラムを実行し、その結果をブラウザに返しています。
サイトへのアクセス数が多い場合や、Joomla!に様々なエクステンションを追加していくと、表示速度がどんどん落ちていきます。実行するPHPプログラムの量や実行回数が増えるためです。
そんなときには「キャッシュ」を利用しましょう。
キャッシュとは、毎回PHPのプログラムを実行してブラウザに返すのではなく、一度実行した結果を一時的に保存しておき、それをブラウザに返す事でサーバ(データベース)の負荷を軽減したり、サイトのパフォーマンスを向上させる技術です。サイト構築が完了したらキャッシュ機能を有効にすると良いでしょう。
キャッシュを有効にする
キャッシュ機能を有効にするには、バックエンドの「サイト」→「基本設定」→「システム」の順にクリックし、「キャッシュ」を「はい」に設定します。また「キャッシュ時間」は任意の値に変更できます。
ただしキャッシュを有効にすると、サイトへの変更(例えば各モジュールの設定など)がすぐに反映されない場合もあります。それをすっかり忘れて「なんで設定を変更したのに反映されないの?」と原因調査に無駄な時間を費やしかねないので注意して下さい。サイトへの変更を直ぐに反映するにはキャッシュを削除する必要があります。
キャッシュを削除する
バックエンドのメニューから「ツール」→「キャッシュ削除」を選択し、表示されたテーブルの見出し部分にあるチェックをONにして「削除」をクリックします。
フロントエンドで再読込すれば最新の情報に反映されます。