Joomla!の特徴の1つに、後から機能を追加できるというものがあります。もし必要な機能が標準モジュールに無かった場合、JoomlaExtensionDirectory(JED)に掲載されているモジュールをダウンロードし、Joomla!にインストールすることができます。どれを使っていいのか迷うぐらい、JEDには大量のモジュールが掲載されています。
今回は「sigplus」というモジュールをJEDからダウンロードしてインストールしてみます。sigplusは、特定のフォルダに保存した画像を特殊効果付きで表示するモジュールです。
以下のJEDのページにアクセスします。
Joomla!のバージョン毎にファイルが公開されていますので、パッケージ名がJoomla16-Joomla25」の「pkg_sigplus-1.X.X.X.zip(Xはバージョン番号)」をクリックしてダウンロードします。デスクトップなど適当な場所へ保存して下さい。なお勢い余って解凍しないように!
Joomla!のバックエンドに戻り、「エクステンション」→「エクステンション管理」を選択します。
参照ボタンを押してダウンロードしたファイルを選択し、「アップロード&インストール」をクリックします。テンプレートをインストールする方法と全く同じです。
「パッケージを正常にインストールしました。」と表示されれば成功です。
sigplusをインストールすると、モジュール以外にプラグイン(詳しくは後述)もインストールされます。このように複数のエクステンションをまとめたファイルを「パッケージ」と呼びます。今回はモジュー ルしか使いませんので、プラグインについては無視します。
インストールしたモジュールを公開します。モジュール管理画面を開き、「sigplus」を選択します(モジュールを探すのにはフィルタを使いましょう。)
まず「詳細」欄で次のように設定しましょう。
- タイトル:画像ギャラリー
- 表示位置:position-6
- 状態:公開
「メニューの割り当て」は「すべてのページに」へ設定して下さい。
「基本オプション」はとりあえずそのままで保存します。
フロントエンドに切り替え再読み込みし、「画像ギャラリー」というモジュールが表示されているか確認します。画像にマウスを重ねると矢印が表示されクリックすると画像がスライドし、画像自体をクリックするとポップアップして表示します。
バックエンドに戻りsigplusの設定を変更してみます。
sigplusの設定画面にある「基本オプション」でsigplusの動作を変更できます。「images folder」では、どのフォルダに保存した画像を表示するか指定します。初期設定では「images/sampledata/fruitshop」と指定されていますので、これを「images/sampledata/parks/animals」に変更して保存してみます。ここには動物の写真が保存されています。
画像フォルダの内容を確認するにはメディア管理を使います。
フロントエンドに切り替え再読込すれば動物の画像に変わっているはずです。
さらにバックエンドで「Rows」の値を「2」に修正してみます。「Rows」とは「行数」の意味です。
画像が2行で表示されるはずです。
その他様々なパラメータがありますので色々といじってみると良いです。すべて英語ですが、単語自体はそう難しくないので、英語が苦手な方は翻訳ソフトや翻訳サイトなどを利用してがんばってみましょう。