以前作成したユーザ「hanako」のグループを変更し、その動作を確認していきます。

「登録ユーザ」に所属すると

「hanako」のユーザを「登録ユーザ」に所属させ、フロントエンドからログインしてみてください。

ログインしても大きな変化はありません。「ユーザメニュー」が表示されるぐらいです。「登録ユーザ」は後で説明するアクセスレベルで使います。

「投稿担当」に所属すると

いったんログアウトし「hanako」のユーザを「投稿担当」に変更して、再度ログインしてください。

するとユーザメニューに「記事の投稿」と「ウェブリンクの投稿」が増えています。投稿担当はこのように記事やウェブリンクを投稿できるようになります。「記事の投稿」をクリックします。

記事投稿画面が表示されます。タイトル、エイリアス、記事本文をそれぞれ入力し、カテゴリは「ポップ」を選択して保存してみましょう。

「記事を送信しました」と表示されます。しかしポップのカテゴリに記事を投稿したにもかかわらず、記事は表示されないはずです。なぜなら投稿担当は記事を公開する権限を持たないからです。公開権限を持ったユーザがこの記事を公開しないと、いつまでたってもこの記事は表示されません。管理者ユーザでバックエンドにログインし、先ほど投稿した記事を「公開」に設定して下さい。

記事が投稿された時点で、管理者宛に記事投稿を知らせる通知メール（プライベートメッセージ）が届きます。

するとポップスのページに投稿した記事が表示されます。注目すべきは記事のタイトル右下に鉛筆アイコンが表示されていることです。これは記事を編集するためのアイコンで、クリックすると編集画面へ移動します。このように、投稿担当は自分で書いた記事だけを編集できます。

「編集担当」に所属すると

次はグループを「編集担当」に変更してみましょう。

フロントエンドで再ログインすると、記事を編集するアイコンがすべての記事に表示されています。編集担当は、投稿担当の権限＋他のユーザの記事も編集できるからです。しかし編集担当も記事を公開する権限はありません。

「公開担当」に所属すると

次は「公開担当」に変更してみましょう。

公開担当になると記事を公開することができます。フロントエンドから記事編集画面を表示すると、以下の赤枠で囲んだ項目が増えているはずです。ここから公開の状態を切り替える事ができます。

ちなみにここまでがフロントエンドにログインできるグループです。これらのユーザでバックエンドにログインしようとすると、「管理者画面へのアクセス権がありません。」と表示されアクセスは拒否されます。

「サイト管理者」に所属すると

サイト管理者以上はバックエンドにもログインできるようになります。では「hanako」を「サイト管理者」に変更してみましょう。

保存できたら一旦ログアウトし、バックエンドからログインすると次のような画面になるはずです。いつもの管理画面と少し違う事に気付くでしょうか。「サイト管理者」はバックエンドで使える機能が制限されているためです。ユーザ管理系、メニュー管理系、エクステンション管理系の機能が使えなくなっています。

「システム管理者」に所属すると

次は「システム管理者」に変更してみましょう。

システム管理者の場合、いつものログイン画面とほぼ変わらないはずです。

しかし唯一使えないのが「サイト」→「グローバル設定」です。ここにはデータベースのユーザ名やパスワードなど、非常に重要な情報が載っていますのでアクセスできません。

「最高管理者」に所属すると

説明するまでもありませんが、すべての機能を使うことができます。