Joomla!では、複数のユーザが同時に記事を作成することができます。このため、1つの記事を複数のユーザが同時に編集するのを防ぐ必要があり、編集中は「ロック」状態になります。保存したりキャンセルすることでロック状態から抜け、他のユーザが編集できるようになります。
ところが、記事編集中に「保存」や「キャンセル」のボタンを使用せずブラウザの「戻る」で抜けた場合や、何らかの原因で編集中にセッションが終了してしまった場合(例えばブラウザがクラッシュしたなど)、ロックされた状態のままになってしまいます。
ロックされた記事は、管理者およびロックした本人が解除できます。ロックされた記事の編集画面を開き、通常通り「保存」や「キャンセル」で終了すればよいだけです。しかしロックされた記事が複数ある場合は、1つ1つロックを解除するのは大変です。
これらを一括で解除するのがグローバルチェックインです。
グローバルチェックインを行うには、「システム」→「グローバルチェックイン」を選択します。「チェックインするアイテム」には、データベース上のどのテーブルが何件ロックしているかが表示されます。まとめてロックを解除する場合は、見出し部分にあるチェックボックスをONにし、「チェックイン」をクリックします。
誰かが記事を編集している最中にチェックインすると、編集中の作業が全て失われてしまうため、利用には十分注意する必要があります。