ここまで「コンタクト」と「ウェブリンク」の使い方を紹介しました。これ以外にも標準搭載されているコンポーネントがあります。これらについては紹介だけにとどめます。必要に応じて色々いじってみると良いでしょう。
サイト内検索コンポーネント
ユーザがどんなキーワードでサイト内を検索したのか知ることができるコンポーネントです。検索モジュールもしくは検索ページで入力されたキーワードを集計し、検索回数を表示します。ただしデフォルトの状態ではこの機能が無効にされていますので、有効にする必要があります。
設定の流れを以下に示します。
- 検索統計機能を有効にする(コンポーネント→サイト内検索→オプション→検索統計の収集を「はい」に設定)
- 検索モジュールをサイト内に設置し、試しにキーワードで検索。検索統計を確認する(コンポーネント→サイト内検索)
スマート検索
サイト内のコンテンツをインデックスすることで、高速な検索とサジェスト機能(検索の候補を表示する機能)を実現する方法。詳しくは以下を参照。
ニュースフィードコンポーネント
ニュースフィードコンポーネントは、外部サイトのRSSを取得しサイト内に表示します。
設定の流れを以下に示します。
- カテゴリを作成する(コンポーネント→ニュースフィード→カテゴリ)
- フィードを登録する(コンポーネント→ニュースフィード→フィード)
- フィード表示のメニューアイテムを作成する(メニュー→任意のメニュー名→新規→「ニュースフィード」の中から選択)
なおモジュールにも、RSSを取得して表示する「フィード表示モジュール」がありますが、このモジュールとニュースフィードコンポーネントは関係ありません。RSS情報をサイトのメイン部分に表示するのがニュースフィードコンポーネント、モジュールポジションに表示するのが「フィード表示モジュール」です。
バナーコンポーネント
バナー広告(テキスト広告も含む)を管理します。このコンポーネントは、あくまで広告を管理するだけであり、実際に広告を表示するのは「バナーモジュール」の役割となります。バナーコンポーネントに登録した広告をモジュールを使って表示するわけです。
設定の流れを以下に示します。
- カテゴリを作成する(コンポーネント→バナー→カテゴリ)
- クライアントを作成する(コンポーネント→バナー→クライアント)
- バナーを登録する(コンポーネント→バナー→バナー)
- 登録したバナー広告をモジュールで表示する(エクステンション→モジュール管理→新規→バナー)
メッセージコンポーネント
Joomla!の管理者ユーザ同士でメッセージをやり取りできます。メッセージを送ると、相手のメールアドレスに通知メールが届きます。サイトにログインしてメッセージを読みます。
設定の流れを以下に示します。
- メッセージを書いて送る(コンポーネント→メッセージ→新規プライベートメッセージ)
- メッセージを読む(コンポーネント→メッセージ→プライベートメッセージを読む)
リダイレクトコンポーネント
ページの削除やURLの変更によって404エラーが表示された場合、新しいURLへリダイレクト(転送)するコンポーネントです。404エラーが発生すると、このコンポーネントに自動的で記録されていきます。404エラーが発生したURLごとに、新しいリダイレクト先のURLを指定できます。その結果、古いURLにアクセスすると、自動で新しいURLへリダイレクトできます。
設定の流れを以下に示します。
- 404エラーが発生(自動的に記録される)
- 404エラーが発生しているか確認する(コンポーネント→リダイレクト)
- 転送先の新しいURLを入力して有効にする。