標準のコンポーネントだけでは実現できない機能が必要になった時、新しくコンポーネントを追加することもできます。Joomla! Extensions Directoryでは、たくさんのコンポーネントが公開されています。
今回は、自動でサイトマップを生成する「Xmap」を例に、コンポーネントのインストール方法と設定方法について説明します。
まずJEDの以下のページへアクセスします。
「Xmap 2.0」以降が、Joomla!3.x用になりますので、ファイル名の「pkg_xmap-X.X.zip」をクリックします。ダウンロードしたファイルは適当な場所へ保存しておきます。
Joomla!のバックエンドへ移動し、「エクステンション」→「エクステンション管理」を選択します。「参照」ボタンを押して先ほどダウンロードしたファイルを選択し「アップロード&インストール」をクリックします。
「パッケージを正常にインストールしました」と表示されれば成功です。
正確にはこれは「コンポーネント」のインストールではなく「パッケージ」のインストールです。パッケージとは、コンポーネントやその他動作に必要なプラグインやモジュールをまとめたファイルです。例えば上記のファイルをインストールすると、コンポーネント1つとプラグインが6つ自動的にインストールされます。
「コンポーネント」のメニューに「Xmap」が表示されますのでクリックします。
すると「Xmap have detected ~」というメッセージが表示されますので、サブメニューの「Extensions」をクリックします。
プラグイン管理画面に移動します(プラグインについては後述)。「Xmap - Content Plugin」と「Xmap - Weblinks Plugin」だけを有効にします。
「Xmap - Content Plugin」は記事のサイトマップを、「Xmap - Weblinks Plugin」はウェブリンクのサイトマップを出力するために必要なプラグインです。その他のKunenaやMoset Tree、SobiProなどは、その他のエクステンションのサイトマップを出力したいときに有効にします
再度、「コンポーネント」→「Xmap」を選択すると、「Xmap have detected ~」のメッセージは消えているはずです。
ツールバーの「新規」ボタンをクリックし、タイトルに「サイトマップ」、エイリアスに「sitemap」と入力し、また状態を「公開」に設定します。
「Menus」タブを開きます。Xmapはメニューを元にサイトマップを作り上げますので、ここで元になるメニューを選択します。今回は「音楽」を選択して保存します。
サイトマップが正しく保存されたことを確認します。
次にメニューアイテムを作成します。「メニュー」→「音楽」→「メニューアイテムの追加」を選択し、「メニューアイテムの種類」で「Xmap」→「HTML Sitemap」を選択します。
「Choose a site map」で「Change」をクリックし、先ほど作成した「サイトマップ」を選択します。
メニュータイトルに「サイトマップ」、エイリアスに「sitemap」と入力します。
フロントエンドに切り替え、作成されたメニューアイテムをクリックします。音楽メニューの内容が自動で展開され、サイトマップとして表示されるはずです。